5 月 04
4日の富士山は快晴でほぼ無風だった(佐藤小屋)。しかし4月下旬の降水でアイスバーンになっていた模様。
(1件目)
・4日正午ころ、名古屋市の男性教師(35)が単独で下山途中に9合目付近から8合目付近まで滑落。
・佐藤小屋を通じて救助要請。山梨県警ヘリが搬送、全身打撲の重傷。
・前日夜に佐藤小屋に宿泊し、4日早朝から冬山装備で登山していた。
(2件目)
・4日午後0時40分ころ、仲間と2人で下山していた、埼玉県の会社役員男性(70)が、8合目付近で数10m滑落。
・7合目付近まで自力で移動、別の登山者を通して警察に救助要請。山梨県警ヘリが搬送、全身打撲の重傷。
・4日午前6時15分ころに冬山装備で入山していた。
(3件目)
・東京都西東京市の無職女性(44)。
・4日午後1時40分ころ、男性2人の救助活動中だった山梨県警ヘリが7合目付近のつばくろ沢に倒れているのを発見、全身打撲・頭部出血を確認し収容、死亡確認。
・冬山装備で登山していた。
・発見現場の数10m上に登山道が通っており、警察は滑落したとみて調査。捜索願は出されておらず、滑落の日時特定の報道はない。
(2010/5/4-5:朝日・読売・時事・山日・共同・中日ほか)
4 月 13
・小田原市の自営業男性(49)。
・13日に御殿場口太郎坊から入山、午後4時ころ携帯で「風が強いので六合目にテントを張って泊まる。明日山頂まで登っておりる」とメールが届いたが、その後連絡つかず。
・妻が16日朝、神奈川県警に届け出。
・御殿場署の山岳救助隊員4人と、富士宮署の同2人で捜索したが発見には至らず。
・新五合目登山口から富士山に入り、登頂後14日に新五合目登山口に戻るとの計画書を残し、13日朝5時ころ自宅を車で出発。
・26日朝、登山中の男性から、携帯で「男性が倒れている」と110番通報。御殿場署の山岳救助隊が、御殿場口6合目(約2500m、登山道から東に約50m)で遺体発見、収容。家族が確認。
・死因は脳挫傷。
・男性は登山歴20年以上。
(2010/4/16-17:静岡第一テレビ,産経静岡版,4/27:時事)
4 月 09
・さいたま市の団体職員男性(36)が、9日午前11時ころ、県境付近の8合目で、風にあおられ約200m滑落。
・自力で吉田口5合の佐藤小屋付近まで下山したところで力尽き、そのままうずくまっていた。
・11日午前11時50分頃、県警ヘリ「はやて」が発見、病院に搬送。
・腰の骨を折る重傷。両手足に凍傷。意識に別状なし。
・富士吉田署「滑落の時点で死亡していてもおかしくない。氷点下の富士山で2日間もしのぐとは奇跡的」。
・男性は、日本百名山を50か所以上登った経験がある。
・9日午前1時ころ、1人で自宅を出発し、日帰りの予定だった。夕方になっても帰宅しないため、家族が捜索願。県警ヘリが11日早朝から捜索。
(2010/4/13:読売山梨版)
12 月 18
・レーサー、登山家の片山右京氏(46)、同氏の事務所職員男性2名(43:八王子市、ヒマラヤなど登山歴多数,34:横浜市、経験が浅い)の3名パーティー。
・17日6時半ころ、御殿場口から入山。事前に寒波がきていることを認識していなかった模様。17時頃、6合と7合の間(標高2750m付近)に片山氏と男性2名がそれぞれテント(1人用と2-3人用)設営。20時ころ、「山頂には行かず明るくなったら下山する」と自宅に電話。23時40分ころ、片山氏が2人のテントがないことに気づき、捜索。200m下で発見。18日午前0時42分、自身の事務所に「一緒に登山をしていた男性のテントが飛ばされた」「負傷者がいる」と遭難届を出すよう連絡。
・18日朝7時35分には御殿場署に片山氏から「一緒に登山をしていた男性1人が死亡した。もう1人の体調も悪い」と通報。2人が動かなくなったあと、11時ころ、一人で下山開始。
・山岳救助隊(12名体制)が18日6時から、県警ヘリなど10時から捜索中のところ、12時20分に、自力で下山してきた片山氏を御殿場口3合目付近で保護。残り2名の捜索を続行。
・19日12時40分、御殿場口登山道と下山道大砂走りの間、6合目付近で10mほど離れている2名の遺体発見。13時25分下山開始。15時5分、ヘリで遺体搬送。16時、遺体が御殿場警察署に到着。死因は2名とも凍死。
(2009/12/18-20:時事・読売・日刊スポーツほか)
8 月 05
・登山ツアーに参加した松阪市の男性会社員(36)が途中で姿が見えなくなったと、一緒に登っていた家族から富士吉田市安全指導センターに5日16時40分ころ連絡。
・登山ツアーには15人程度が参加。5日朝6時ころに5合目を出発し、6合目で引き返す予定だったが、午前7時ころに6合目に向かう途中で行方不明に。集合時間の午前9時になっても姿を見せず。
・両県警が捜索、家族がスバルライン2合目付近で発見した。疲労しているものの、けがはなし。
(2009/08/6:共同・読売ほか)
7 月 29
・29日午後2時10分ころ。
・吉田口7合目付近で、奈良市の無職男性(69)が意識を失った。
・病院に運ばれたが、午後5時半すぎに死亡確認。
・登山ツアーのバスで大阪を28日夜に出発。29日午前7時20分ころ5合目到着。
・登山ガイドらを含む22人で10時45分ころ登山開始。
・7合目で昼食を兼ねて休憩、その後体調不良を訴え、パーティーから遅れて添乗員と歩いていたが、座り込み、意識喪失。同行の添乗員が119番。
(2009/07/29・30:産経・山日)
7 月 27
・27日午後4時20分ころ。
・吉田口8合付近で男性が倒れていると、登山者から119番。
・米国人(48)で、8合小屋内の市救護所に運ばれ常駐の医師が心肺停止状態で応急措置。
・午後7時半ころ、病院に運ばれ死亡確認。
・友人と観光で24日に来日し、27日に東京から5合目にバスで移動、午後0時40分ころから登っていたが、8合目付近で突然うつぶせに倒れ、意識不明に。男性は軽装ではなかったとのこと。
(2009/07/27・28:産経・山日ほか)
7 月 19
・東京在住の日本人男性会社員(27、初登山)と米国籍男性会社員(30、昨年夏に1回富士登山)が行方不明。
・富士吉田署は遭難した可能性が高いとして、22日朝から、静岡県警富士宮署とともに、両県の登山道を捜索開始するも発見されず、23日はビラ配り、ヘリ投入、山頂付近の捜索へ。
・18日午後7時半ころ、富士宮口から会社の同僚と22名で登山開始、19日午前4時ころに13名で頂上着。その後、朝5時50分ころに、2名は吉田口下山道に向かうためほかのメンバーと山小屋で別れた。2人は「寒い」と話していたという。当初は全員で吉田口下山の予定だったが、寒さと強風で複数のグループに分かれて、別々に帰途についていた。
・しかし、先に下山したとみられていた2人は21日になっても出社せず、携帯電話もつながらないため、同僚が警察に届出。
・当時、山頂付近に強風と霧の荒天。同署は吹き飛ばされて遭難した可能性があるとみていた。その後、道迷いの可能性が高いとして調査。
・23日14時40分ころ、山梨県警ヘリが長田尾根(御殿場口近く、一般登山道でなく旧富士山測候所職員用冬季登下山ルート)9合付近で米国籍男性の遺体を発見。静岡県警が同日夜に収容。目立った外傷なし。
・24日午前、御殿場口8合付近で、署員らが構成する山岳遭難救助隊のメンバーが日本人男性会社員の遺体を発見。場所は、前日発見した地点から200mほど麓寄り、登山道から100mほど離れた尾根(御殿場8合見晴館(=長田尾根の碑の傍、現在廃屋)から300mほど山頂側)。ズボンが破けていたりして、転倒した痕がある。
・2名とも死因は低体温症(凍死)。
(2009/07/22・23・24:読売、朝日ほか)
7 月 16
・16日20時ころ、富士宮口山頂付近で、英国人女性(41)が転倒し、左腕を負傷。高山病にもかかっているとして、近くにいた日本人が119番通報。
・富士宮署などから救助隊員7人が現地に向かい、17日未明に8合目で合流。
・女性は自力で歩き、午前7時ごろ、新5合まで下山。腕は軽傷の模様で、東京の病院へ。
・英国から友人9人とともに登山ツアーで富士山に来ていた。
(2009/07/17:共同)
7 月 13
・13日午後8時過ぎ(午後10時15分ころの別報道あり)
・富士宮口新5合目駐車場で落石。高さ4mの防護フェンスを破り、重量約1t(当初3tの報道)、約1.1m(直径約1m, 1.2m, 1.5mの別報道あり)の岩がキャンピングカーに衝突。
・5合目にあるレストセンター関係者が、午後8時すぎに「ドン」という音を聞いて、「落石があったようだ」と、県富士土木事務所に連絡。土木事務所の職員が大破した車を見つけ県警に通報。到着した消防・救急隊員が、車中にいた奈良県の団体職員の男性(68)を救出したが、死亡を確認。
・岩は富士宮7合(標高3000m)付近の登山道から200mほど西側から、標高差600m, 距離1.4kmを落下したと見られる。キャンピングカーの居室部分を貫通し、駐車場のもう1台にも当たり、さらに鉄製の柵を壊して止まった。(10mほど離れた別の乗用車にぶつかって止まった、との別報道あり)
・近くにいた人「すごい音がして、ぱっと見たら車が揺れていた」
・落石防止柵は、直径60cm、重量約300kgの石が高さ40mの斜面から落下しても耐えられるような設計。県道路局は「今回は耐重量を超える石が落ちてきた。3tもの石の落下は想定していなかった」として、当面新5合目駐車場を立ち入り禁止にした上で、14日早朝から登山道と斜面の緊急点検を実施。登山道自体は、パトロールを強化したうえで閉鎖はしない方針。
・県警山岳遭難救助隊長「登山道以外は登らない。落石の方向が分からない夜間登山も控えたほうがいい」。
・静岡県側の落石事故は1989年以降、今回の事故を含め8件。すべて雪解け直後で地盤が緩む7~8月に発生。静岡県側で落石により死者が出たのは、98年8月に女性が頂上付近で直径約1mの落石に当たって死亡して以来。
・山頂までの登山道は残雪のため9合目以上は規制されていたが、14日午前0時に規制解除を予定していたため、現場周辺には当時、大勢の登山客がいた模様。
・男性は登山のため1人で来ていたが、天候が悪かったため、キャンピングカー内で待機しており、家族に午後8時ころ「風が強いので登山をやめて寝る」と連絡した直後だった。
(2009/07/14:朝日新聞, TBSほか)